こんにちは、こんばんは。
Numezoです。
8年半のアパレル販売員の経験を通し、アパレル販売員という職業について今一度働くことでどんなメリット・デメリットがあるのか整理をしてみたいと思います。
そして、アパレルで働こうかな?アパレル販売員ってどうなの?っていう方達の参考になればと思います。
< プロフィール >
- 1児のパパ
- 元ユナイテッドアローズ販売員
- 10年間勤務し1万人以上を接客
- アパレル業界から未経験業界へ転職
- 詳しいプロフィール記事はこちら
私は仕事をする上で、どういったポイント(福利厚生、やりがいなど)に比重を置くかで、アパレル販売員という職業のおすすめ度合いは変わってくると考えています。
先に言っておくと、給与面に比重を置くならやめたほうがいいですね。。
それでは、メリット・デメリットについて。
あれやこれやとメリット、デメリットを挙げるときりがないので、自分の経験や知識を元に、主に3つずつピックアップさせていただき、その理由を解説していきたいと思います。
メリット
❶印象や外見を良くすることができる
アパレル販売員は、1度店頭に立てばお客様から見られる立場になります。服装やオシャレさはもちろん、髪型や表情、仕草など、外見的な印象というものを常に判断されます。
そのためどうすれば印象が良い状態にできるか?ということを先輩などから指導され学び、身に付けることができます。
なので、ダサくて暗い印象だったスタッフが働くにつれてガラッと印象が変わるっていうことが多々あります。
❷コミュニケーションスキルが高まる
その日、その時間にお店に入ってきたお客様に「どう洋服を買ってもらうか」というのがアパレル販売員の仕事です。
そしてそのためには短時間で、全く初対面の人の情報を収集し、その情報を元に「この服がいいですよ!」と結論づけなければなりません。
正直これはとても難しいです。
お店に入ってきたお客様を、目で見た情報だけでは判断できないので、お声がけします。
するとほとんどの人がスルーするか、一言小声で何か言ってくれるかぐらい。
「どうすれば話をしてくれるのか?どうすればこちらの話をきいてくれるのか?」
ということを常に考えます。
・声のかけ方、トーン、タイミング
・話の聴き方、反応の仕方、共感力
・質問の仕方、内容、タイミング
これらを組み合わせて試行錯誤しながらお客様とコミュニケーションを取っていきます。
これらを意識しながら行っていくと、相手がどうすれば気持ち良くなるか?楽しくなるか?というポイントが掴みやすくなります。
すると販売員側も楽しくなりプラスの経験を重ねます。重ねれば重ねるほどの人は楽しいことが好きなのでもっとやりたくなります。
そうすると、自然と相手の状況、状態を考えながらコミュニケーションをとることができるようになります。そんなコミュニケーションを身に付けられるようになったらどこにいっても通用すると思いませんか?
しかし、コミュニケーションに関しては対人なので終わりはないと思っています。終わりがないからこそ、アパレル販売員の1番の仕事の醍醐味ではないかと考えています。
❸自分宛てに来てくださるファンができる
❷を実施していくと、洋服のことだけでなくだんだん販売員の人柄やお客様の人柄に触れ、関係性が深まっていきます。
そうすると、お客様は「あの販売員さんいるかな?」という意識に変わり販売員宛てに気軽に来店していただけるようになります。
すぐに連絡がとれる時代の中で、わざわざ会いにきて直接お話をするという関係性がすごく価値的であると自分は考えています。
そういう人とのつながりをもてるということもメリットです。
デメリット
❶拘束時間が長い
私の経験上、勤務時間内に退勤できたことの方が少ないです。コンスタントにお客様がいらっしゃるためイレギュラーな事態が起こることが日常茶飯事です。そのイレギュラーな対応に追われ上がれない、急にお店が混み始めたなど…
店頭でボーっと立ってるだけだと思われがちですが、実は色々あんですよね。。
また裏でも様々な作業をしています。在庫を倉庫へ移動させる業務、スタッフへ依頼していた案件の確認、本部からの依頼事項などなど、
さらに私がキツイなと思うのが、年末年始休めないこと。稼ぎどきなので、年末年始1番忙しいです。年末年始くらいはゆっくり過ごしたいな!と思っている方は、働くのはやめておいたほうがいいと思います。
❷給料が安い
もう言うまでもないですが、
「アパレル販売員=給料安い」
間違いないです。
拘束時間長いうえに給料安いです。なので「好き」という価値観で働かないと続かないです。
私は洋服が好きなので続けられていますね!!
❸ビジネススキルがあまり必要ないため、身に付きづらい
何故か?
デメリット❷にも通じてくる話なんですが、アパレル販売員という職種は、代替えが可能な職種。ビジネスレベルが元々低い、だから誰にでもできるんです。ビジネススキルを学ばなくても感覚的に動けばやれてしまう職種。
そうすると、拘束時間も長いため忙しさに忙殺され自ら考え仕事をするということを覚えられないまま働いてしまうという構図が出来上がってしまうんですね。
その中で、個人としてのパフォーマンスが認められるとやっとマネジメントできるポジションにつけ、そこからマネジメントのことやビジネススキルを学ぶ必要性を感じ、自ら学んだり、会社から学べる場を提供してもらえるわけです。
なので、ビジネススキルや考え方、マネジメントのことを早くから学びたいという人にはオススメできません。
ということでアパレル販売員のメリット・デメリットでした。
まとめると・・・
こんなことを思っている人にはオススメです!
・印象面を改善しオシャレを追求したい
・コミュニケーションスキルを上げたい
・人とのコミュニケーションを大切にしたい
・洋服が好きで、好きなものに囲まれたい
いかがでしたか?アパレル販売員のイメージが少し変わったでしょうか?
アパレル販売員という職種を知って頂き、少しでも参考になって頂ければ幸いです。
それではまた!
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